イ・ガンイン、1月にローンで古巣マジョルカに復帰する可能性が浮上

写真:古巣マジョルカへの復帰が噂されるイ・ガンイン ©Getty Images

韓国代表MFイ・ガンインは夏の移籍マーケットでマジョルカからパリ・サンジェルマンに移籍したが、1月の移籍マーケットでマジョルカに戻る可能性があるという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が報じている。

イ・ガンインは今夏、移籍金2200万ユーロ(約34億7470万円)の5年契約でマジョルカからパリ・サンジェルマンに移籍した。しかし、筋肉系のケガの影響、そしてアジア競技大会に出場した影響により、チームがこれまでに戦った公式戦10試合のうち、わずか3試合しか出場できていない。

こうした状況もあり、チームを率いるルイス・エンリケ監督は、イ・ガンインが攻撃面で貢献できるかどうかという点で疑問を持っているという。リーグ・アンへの適応の遅れは指揮官の計画に狂いが生じることにもつながっており、1月にローン移籍でマジョルカに復帰する可能性が浮上することになった。

マジョルカを率いるハビエル・アギーレ監督にとっては願ってもないニュースだ。今シーズンのマジョルカは攻撃力に不安を抱えている。スペイン人MFダニ・ロドリゲスやコソボ代表FWヴェダド・ムリキ、セネガル代表FWアマト・エンディアイエらが織りなす攻撃は、アギーレ監督が求めるほどの効果をもたらしておらず、チームはラ・リーガで1勝5分け3敗の15位と苦戦している。仮にイ・ガンインがローンで加入すれば、攻撃力アップが期待できるだろう。

なお、韓国では18歳以上の男性には18カ月間の兵役義務が課されるものの、イ・ガンインを擁するU-24韓国代表は今回のアジア競技大会で優勝したため、兵役義務が3週間に軽減されることとなった。35歳までにこの義務を果たさなければならないため、キャリアがそれほど長くないサッカー選手にとっては大きな負担となっているが、イ・ガンインの場合はこれが軽減されたために大きなプラスとなり、またパリ・サンジェルマンから他のクラブへの移籍もしやすい状況になった。

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