「旅するチョウ」が秋告げる アサギマダラが南下しフジバカマで羽休め

犬寄峠の黄色い丘に今年もかわいいゲストがやってきました。
「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが、愛媛県伊予市双海町にある「犬寄峠の黄色い丘」に飛来しました。

薄い青色にまだら模様の羽が特徴のアサギマダラは、冬を越すため2000キロ以上を移動する、日本に生息する唯一の渡りチョウといわれています。

この花畑には5年ほど前から、毎年10月ごろにフジバカマの蜜を求めてアサギマダラが飛来していて、13日は10匹以上がピンク色の小さな花にとまり羽を休めていました。
気温20度前後の環境を好むアサギマダラは、秋が深まり気温が下がると南下してしまうため訪れた人は貴重な姿を写真に収めるなどしていました。

(見物に訪れた女性)
「きれいですね。ちょっと珍しい、大きくて神秘的ですね。(みられて)良かったです」

(犬寄峠の黄色い丘管理人 松浦弘正さん)
「(アサギマダラに)声かけますよ。『来てくれてありがとう』と。人間が好きみたいで寄ってくる。近づいていったら目の前とか頭のうえを飛んだり、みなさん余計嬉しいんじゃろうと思って」

「犬寄峠の黄色い丘」ではコスモスも見ごろを迎えていて、10月下旬まで楽しめるということです。

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