日銀が13日発表した9月の生活意識アンケートによると、現在の物価が1年前と比べ「上がった」と回答した人の割合は95.5%だった。過去最高だった6月の前回調査と同水準となった。1年前と比べた暮らし向きは「ゆとりがなくなってきた」が6月調査から0.6ポイント増の57.4%に上った。理由は物価高や収入減が多く、家計の苦しさが浮き彫りとなった。
暮らし向きは「ゆとりが出てきた」が1.0ポイント減の3.1%にとどまった。「どちらとも言えない」は38.6%だった。ゆとりが「出てきた」から「なくなってきた」の割合を差し引いた指数は8四半期連続で悪化し、マイナス54.3となった。