龍ケ崎市議の「当選無効」裁決 居住要件満たさず、茨城

 茨城県選挙管理委員会は13日、今年4月の龍ケ崎市議選で初当選した日本維新の会の村井将重氏について、居住要件を満たしていなかったとして、当選を無効と裁決した。村井氏が受け入れるか、県選管を提訴して敗訴すれば、次点で無所属元職の藤木妙子氏が繰り上げ当選する。

 公選法では、地方議員選で被選挙権を得るためには、投開票日時点で当該自治体に3カ月以上の居住が必要と規定している。

 投開票日前3カ月の間、生活の本拠が市にあったと認定できる証拠の提出がなく、妻子が住む東京都内の住居で1月の電気・ガス料金が昨年より増えていたことから、生活の本拠は東京都内にあったと判断した。

© 一般社団法人共同通信社