トヨタ、納車時期を「見える化」 最長2年先まで

トヨタが導入したシステム

 トヨタ自動車は13日、顧客に最長で2年先までの正確な納車時期を伝えられるようになる新たな販売管理システムを年内に国内全販売店で導入すると明らかにした。生産、輸送、販売店に分かれていたシステムを統合。受注から納車までの全体を「見える化」し、顧客が納期に関する不安を抱かないようにする。

 昨年は新型コロナウイルス禍や部品不足の影響で納期が延び、生産能力を上回る受注はピーク時で数十万台に達した。販売店は顧客に納期を正しく説明できず、伝えたとしても後に二転三転する状況にも陥った。

 担当した友山茂樹エグゼクティブフェローは「納期を明確にし、安心してお待ちいただけるようにする」と述べた。

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