“レジェンド”との初プレーに緊張も 川崎春花「光栄」

1打差5位で発進した川崎春花(撮影/奥田泰也)

◇国内女子◇富士通レディース 初日(13日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72)◇晴れ(観衆2138人)

川崎春花がツアー50勝を誇る“レジェンド”不動裕理との初めてのプレーを振り返った。「すごく緊張した。どんな感じかと思ってドキドキしたが、すごく回りやすくて。リズムも一定で淡々とプレーされていた。いっしょにプレーできて光栄でした」

46歳の不動が初優勝を遂げた1999年「伊藤園レディス」時には20歳の川崎は生まれていなかった。“緊張”で直接会話はできず、隣でプレーする永久シード(30勝以上)選手のプレーを目に焼き付けた。

ツアー50勝誇るレジェンドは若手にいい緊張を与える存在(撮影/奥田泰也)

「プレーが早いので不動裕理さんに引っ張られていいペースで回ることができた」。前週「スタンレーレディスホンダ」を含め直近5試合中3試合で予選落ちを喫していたが、前半4番(パー3)では7Iで3mにつけてバーディを奪い、続く5番では5mを決めて連続バーディを奪取。5バーディ「67」でプレーし、1打差5位発進を決めた。

「ショットも自信を持って打てていた。ミスパットもあったが、うまくかみ合った。淡々と回っていたら5アンダーだった。久々に良いゴルフができた」と笑顔になった。メルセデスランキングは現在51位で、ポイントシード圏外にいる。昨年9月のメジャー「日本女子プロゴルフ選手権」を制して3年シードを保持しているが、意地はある。

「気にしないといったら嘘になるけど、きょうのようなゴルフがしっかりできたら結果もついてくるかなとプレーしていて思った。自信を持って残りの試合は臨んでいきたい」と表情を引き締めた。(千葉市緑区/玉木充)

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