「鉄道の日」制定30周年を記念して、「駅弁まつり」が13日、始まりました。9月に起きた青森の駅弁製造会社の集団食中毒を受けて、初めて事前の検査が行われました。
壺に入ったタコ飯弁当に、海産物の食べ比べ弁当。JR広島駅で始まった「駅弁まつり」には全国40種類の駅弁がそろいます。商品の並ぶ冷蔵庫には温度計。温度管理も徹底されています。
9月、八戸市の「吉田屋」で起きた食中毒を受けて、商品を並べる前には、細かいチェックも行われていました。
近藤志保 記者
「こちらの部屋ではスタッフが見た目や臭いの検査をしています」
40種類すべての弁当の抜き取り検査も行われました。事前に蓋を開けて、臭いなどの検査をするのは、初めてだということです。
開店1時間以上前に並んだ人
「(駅弁は好き?)大好です。前日にこういうのがあるって告知があったんで、午後から広島で仕事があって福山から来ました」
購入者
「通りがかったらやってて、つい寄ってしまいました。(駅弁への不安は?)他の業者さんはしっかりしているだろうし、そんなの言ってたら何も食べられなくなるし」
広島駅弁当 経営戦略部 奥山喜文 経営企画担当部長
「まずはお客様に安心していただけるような検査体制、そして保存の温度、そういったものをしっかり確保するとともに、今回のようにみなさまに見ていただいて見た目でも安心していただけるようになればと考えています」
「駅弁まつり」は15日まで開かれます。