熊本で6ナノ半導体の生産計画 TSMC、第2工場

TSMCのロゴ=2022年12月、台湾・台南(ロイター=共同)

 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が、熊本県で、回路線幅が6ナノメートル(ナノは10億分の1)の先端半導体の生産を計画していることが13日、分かった。同県に建設を検討している第2工場で生産する方向だ。経済産業省は第2工場を巡り、最大9千億円規模の補助金による支援を検討している。

 半導体は、回路の線の幅が細いほど性能が高く、生産の技術的な難易度が高い。世界的には2ナノメートル型まで開発競争が進んでいるが、実現すれば半導体の生産拠点として熊本の存在感が一段と高まりそうだ。

 TSMCは同県で第1工場の建設を進めており、線幅が12ナノメートルの半導体などを生産する。

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