深夜にフェンス切断…泥棒3人が防カメに映る 太陽光発電の施設で異変、気付いた社員が通報 駆け付けた警官、逃げる1人を追跡…水田に隠れたので逮捕、住所不定の無職22歳 残る2人は逃走中、警官が来て盗めなかったものは

銅線窃盗未遂の容疑でカンボジア国籍の男を再逮捕

 埼玉県警熊谷署は11日、窃盗未遂の容疑で、カンボジア国籍の住所不定、無職の男(22)=入管難民法違反(旅券不携帯)容疑などで逮捕、処分保留=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は9月12日午前3時45分ごろ、氏名不詳の者2人と共謀し、熊谷市上奈良の太陽光発電施設敷地内で銅線を盗もうとした疑い。

 同署によると、同11日午後10時50分ごろ、施設の社員から同署に「防犯カメラを見ていたら、3人組の男が盗みに入っているようだ」と電話で通報があった。同署員が施設周辺で警戒していたところ、男がフェンスを乗り越えて逃走。付近の水田に隠れたが追跡した同署員が発見し、入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で現行犯逮捕していた。男は再逮捕容疑を認め、「警察官が来たので盗めなかった」などと供述しているという。施設のフェンスの一部には、切断された跡があった。同署で残る2人の行方を調べている。

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