4年前の参院選を巡る買収事件で、現金を受け取ったとして起訴されている元・広島市議に、罰金15万円などの求刑です。
求刑を受けた元広島市議の木戸経康被告は、2019年の参院選で河井克行元法務大臣から買収目的で現金30万円を受け取ったとして起訴されています。
13日の論告求刑公判で、検察側は「進んで金を受け取ったわけではないものの、買収の認識はあった」などと指摘。罰金15万円と追徴金30万円、5年間の公民権停止を求めました。
これに対して弁護側は「現金受領の認識はなかった」などとして、無罪を主張しました。弁護側は、公判で検事が供述を誘導をした疑いがあるとしており、改めて「検察にマインドコントロールされていた」などして、取り調べ方法を批判しました。
(2023年10月13日放送)