1.ポメラニアン
まずご紹介するコロコロ犬は「ポメラニアン」です。
ポメラニアンは、フサフサした毛並みが可愛い小型犬。以前はテディベアのような見た目になるサマーカットが流行っていたこともありますが、最近ではポメラニアンらしいまん丸いカットの人気が復活しています。
ポメラニアンは初心者でも飼いやすい犬種だといわれていますが、骨が弱く骨折しやすいので高い所からジャンプさせないように注意が必要です。滑りやすいフローリングの床では膝蓋骨脱臼を起こしやすいので、カーペットを敷くなどして対策するようにしましょう。
2.パグ
「パグ」は、ペチャンコでシワのある顔とコロコロとした体型が特徴的な犬種です。愛嬌のある人懐っこい性格をしており、無駄吠えもしにくいため、お子さんがいるご家庭や集合住宅での飼育にも向いています。
体は小さいですが活発で筋肉質でもあるため、散歩にたくさん行ってしっかり運動をさせましょう。
パグを含む短頭種、いわゆる「鼻ぺちゃ犬」は他の犬種よりも暑さに弱い傾向にあり、温度管理には注意が必要です。
また、目が飛び出し気味の子が多いため、眼球のケガやドライアイに気をつけなくてはなりません。
3.ビションフリーゼ
アフロのようなヘアスタイルがチャームポイントなのは「ビションフリーゼ」です。
まるで綿菓子のようなその見た目で世界中の人々を魅了しており、SNSでも「フワフワで可愛い！」「丸くてユニーク」と話題になっています。
性格は陽気でフレンドリー。素直なので躾も比較的しやすいといわれています。人好きな故に寂しがりやな一面があり、長時間のお留守番は苦手な子が多いです。
ただし、毛量が多いため、湿気が多い季節は皮膚病に注意しましょう。もつれやすいのでブラッシングは毎日こまめに行ってください。
4.豆柴
コロコロとしたフォルムが愛らしいのは「豆柴」です。
「豆柴」は犬種としては登録団体から公認されていないため、正確にいうと「柴犬という犬種の中の小柄な個体」が「豆柴」と呼ばれています。
短毛でありながら毛が豊かで、冬毛の時期になると柴犬よりも短めな足と相まって丸くモフモフの見た目になります。
可愛らしい見た目の豆柴ですが、性格は日本犬らしく警戒心や独立心が強いです。洋犬のように飼い主とベタベタすることは好みません。
もともと猟犬として用いられてきた犬だということを理解して、しっかりとした躾を行いましょう。正しく躾をすれば、忠義心の強い最高のパートナーになるはずです。
まとめ
今回は「コロコロとした犬種」をご紹介しましたが、何種類ご存じでしたでしょうか。
どの犬も小さくて可愛い犬種ばかりですが、それぞれ飼う時に注意すべきポイントがあるので、家族にしたい場合は理解した上でお迎えするようにしましょう。
カットの仕方や体型によっては「うちの子はぜんぜんコロコロしてない」ということもあるかもしれませんが、犬は同じ種類でも個体差があることをご了承ください。
今回ご紹介した以外にもコロコロとした犬種はたくさんいますので、ぜひどんな犬がいるのか調べてみてくださいね♪
(獣医師監修：寺脇寛子)
