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10月の代表ウィークにカナダ、チュニジアと対戦する日本代表。
ここでは、その日本の歴代ユニフォームから5つの美しき「青いユニフォーム」を選出してみた。
人によってそれぞれ思い出が詰まっているであろう代表ユニ。選出には異論もあるかと思うが、主観的なものなのでご容赦いただきたい。
日本代表 1998
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日本代表 1998 Asics ホーム ユニフォーム
2023年は日本代表が初めてワールドカップに出場した1998年フランス大会から25周年という節目。その意味でもあらためてスポットライトを当てたいユニフォームだ。
「炎モデル」と呼ばれるこのユニフォーム。現在とは異なりadidas、Puma、Asicsの3社がサプライヤーを持ち回りで担当していた時代で、このデザインもその3社からそれぞれ若干デザインの異なる炎ユニが登場した。
記念すべき初ワールドカップで使われたのはAsicsバージョン。不動明王が背負う炎「迦楼羅炎(かるらえん)」をモチーフにした柄を両袖に描き、シャツ全体にも透かしで炎をあしらうデザインは好みが分かれるところだが、藍色にも近い青が美しい一着である。
日本代表 100周年
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日本代表 2021 adidas JFA創立100周年記念 ユニフォーム
日本代表の歴史を語る上で欠かすことのできない1936年のベルリン・オリンピック。日本が初めて国際大会でベスト8入りを果した歴史的な大会である。
日本サッカー協会(JFA)創立100周年を記念して作られたこのユニフォームは、ベルリン五輪時代の水色ユニフォームを現代に甦らせたものだ。
このクラシックデザインは1試合限定で着用。当初予定していたジャマイカ代表との親善試合が中止となり、急きょ組まれたU-24日本代表の試合(2021年6月3日開催)でお披露目となった。
日本代表 1999
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日本代表 1999 adidas ホーム ユニフォーム
そのシャープな外観から「風モデル」とも呼ばれるユニフォーム。現在まで続くadidas一社との長期に渡るテクニカルスポンサー契約がスタートした最初のモデルだ。
若き日本代表は1999年のワールドユース選手権(現U-20ワールドカップ)で、日本史上初となるFIFA主催大会で決勝に進出。ファイナルではスペインに敗れ惜しくも準優勝に終わったが、日本サッカーが世界の頂点に手をかけた歴史的瞬間を共にしたユニフォームなのだ。
そしてA代表は2000年のアジアカップでこのユニフォームを着て、92年大会以来となる2度目の優勝。“2つの日本代表”が歴史を作った一着でもある。
日本代表 2022
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日本代表 2022 adidas ホーム ユニフォーム
現時点での日本代表最新ユニフォームは、そのデザインの美しさと2022年カタールW杯でのドラマティックな試合によって当分の間は確実に語り継がれていくユニフォームだろう。
カタールW杯での劇的な記憶が宿るこのユニフォームは「ORIGAMI」モデル。2002年の日韓W杯決勝戦後に舞い上がった約270万羽の折り鶴にヒントを得たデザインは世界各国のサッカーファンに称賛されている。
そのカタールW杯はグループステージでドイツとスペインを撃破して全世界に衝撃を与えることに。チームの快進撃はベスト16の壁に阻まれたが、やや閉塞感が漂っていた近年の“ユニデザインの壁”は見事に打ち破った。
日本代表 1993
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日本代表 1993 Puma ホーム ユニフォーム
1998年フランスW杯などで着用した「炎モデル」と同じく、adidas、Asics、Pumaの3社が持ち回りで担当していたが時代のユニフォーム。ご存知「ドーハモデル」である。
1994年アメリカW杯・アジア最終予選。最後の最後での失点によりW杯出場権が手の中からすり抜け落ちたイラク戦の悲劇から「ドーハの悲劇」と呼ばれる試合でも着ていたユニフォームだ。
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90年代という時代を感じる大胆なグラフィックは、エンブレムに描かれている八咫烏(ヤタガラス)の羽をモチーフにしたもの。それまでの既成デザインではなく、日本代表史上初のオリジナルデザインによるユニフォームだった。
この青の色調は近年のユニフォームには見られないもの。その青に重なる悲劇の記憶も、今となっては美しさの一部なのかもしれない。
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