この夏の記録的な“猛暑”の影響で価格の高騰が続く野菜についてお伝えします。
農林水産省が発表した全国の野菜の価格です。こちら、平年と比べた8月からの価格の動きですが、にんじん、ねぎ、トマトは先月から高値が続いています。一方で、キャベツは平年より少し、安くなっています。
広島はどうなんでしょうか。渕上沙紀アサウンサーが取材しました。
RCC 渕上沙紀アナウンサー
「安さと鮮度が売りのGOGOやまぐちにやってきました。入り口にもずらっと野菜が並んでいて客さんも手に取っていますね。キャベツが178円(税別)、レタス安いですね98円(税別)、お買い得です。中に入ってみましょう。中もたくさんのお客さんが詰めかけていますね。こちらにはたくさん野菜が売られています」
スーパーGOGOやまぐちでは、毎朝、市場で仕入れた新鮮な野菜をお手頃な値段で販売していますが、それでも・・・
男性客「野菜は高いですね。仕方ないね」
女性客「野菜が高くて工夫してることは、大根でも人参でも皮もちゃんと使って全部料理する、無駄にしてない」
スーパー「GOGOやまぐち」の顧問で、広島市の青果食品組合の理事長もつとめる山口利郎さんは今後、野菜の価格は落ち着いてくるとみています。
広島市青果食品商業協同組合 山口利郎理事長
「夏暑くて高値が続いてたが、やっと涼しくなって値段が下がりつつあるものもありますね。9月ではブロッコリーは1個500円とか、大根も1本500円ということありましたけど、ブロッコリーはほんとに安くなりました。100円台でずっと買えるんじゃないですかね。あと、お勧めなのは土物が基本的に安い。里芋、姫野の里芋は出始めから比べ2割くらい下がりました」
広島市青果食品商業協同組合 山口利郎理事長
「高くなるのはないんじゃないか、収まってくると思います。このまま高値が続くのが人参、白ネギ、トマト。あとのものは大体下がっています」
RCC渕上沙紀アナウンサー「消費者的には10月は嬉しい日が続く?」
広島市青果食品商業協同組合 山口利郎理事長
「値段が安くなるが、葉物で言うとほうれん草が11月は高いかもしれない。あとの葉物は大丈夫です」
最後、こんな情報も。
広島市青果食品商業協同組合 山口利郎理事長
「広島産のみかんが、夏暑かったから小ぶりだけど、糖度が高いと言っている。青果物は表年裏年があって、今年は表年で少し量が増えるんでみなさん買いやすくなるんじゃないかなということを呉の組合長と大長の組合長が言っていました」