韓国がイ・ガンイン2発などで日本戦控えるチュニジアに快勝! クリンスマン新体制でホーム戦初白星【国際親善試合】

[写真:Getty Images]

国際親善試合の韓国代表vsチュニジア代表が13日にソウルワールドカップ競技場で行われ、韓国が4-0で勝利した。

前回のインターナショナルマッチウィークでサウジアラビア代表を1-0で破り、クリンスマン新体制で初白星を挙げた韓国。新体制での連勝とホームゲーム初勝利を目指したこの一戦では、17日に日本代表との対戦を控えるチュニジアを迎え撃った。

ドイツ人指揮官はコンディションに不安を抱えるキャプテンのソン・フンミンをベンチに置いたものの、イ・ガンインやキム・ミンジェ、ファン・ヒチャンといったそれ以外の主力をスタメン起用。

対するチュニジアはガンバ大阪でプレーするイッサム・ジェバリはベンチスタートとなったが、ハンニバルやスクヒリ、ライドゥニ、タルビといった主力を起用した。

立ち上がりから球際でバチバチとやり合う両チーム。だが、前半はなかなかボールが落ち着かず、中盤での潰し合いが目立つクローズな展開となった。

その後、前半半ばを過ぎて韓国がようやく相手陣内でのプレータイムを増やしていくが、決定機はおろかフィニッシュの回数が増えていかない。その中で最前線に入ったチョ・ギュソンらがミドルレンジからのシュートでチャンスを窺った。

結局、ゴールレスでの折り返しとなったが、後半はホームの韓国が一転してゴールラッシュを見せた。

まずは55分、ボックス手前右の好位置で得たFKの場面でキッカーのイ・ガンインが左足で壁の上をギリギリで越えるシュートを放つと、これに反応が遅れたGKがはじき切れず。ボールがゴールネットに吸い込まれた。

さらに、畳みかける韓国は直後の57分に相手ボックス付近の高い位置での潰しからショートカウンター。ボックス右でDFを背負ったイ・ガンインが巧みな反転から得意の左足を振ると、このグラウンダーシュートがゴール右下隅に決まった。

2点のリードを手にして完全に流れを掴んだホームチームは、66分にも右CKからニアでうまくヘディングで合わせたキム・ミンジェが相手DFのオウンゴールを誘発。

その後、互いに多くのメンバーを交代して臨んだ後半終盤の攻防では相手の背後を完璧に取ったファン・ウィジョが冷静にGKとの一対一を制し、トドメの4点目とした。

この結果、後半の4ゴールでチュニジアに快勝した韓国が、試合前のクリンスマン監督への激しいブーイングを歓声に変える試合内容でホーム初白星を挙げた。一方、長期距離移動やモチベーションの問題を想起させる完敗となったチュニジアは、難しい状態で日本戦に臨む形となった。

韓国代表 4-0 チュニジア代表
【韓国】
イ・ガンイン(55分)
イ・ガンイン(57分)
オウンゴール(66分)
ファン・ウィジョ(90分+1)

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