塩原渓谷写真コンテスト 福島の大内さん最優秀賞 赤く色づく山々と箒川を活写

最優秀賞を受賞した大内さんの「錦秋の流れ」

 【那須塩原】塩原温泉観光協会中長期活性化委員会は13日までに、初めて開催した「秋から春の塩原渓谷フォトコンテスト」の審査結果を発表し、福島県西郷村、大内博(おおうちひろし)さん(68)の「錦秋の流れ」が最優秀賞に輝いた。

 塩原渓谷沿いを走る国道400号の旧道「大正浪漫街道」などの景観を広く知ってもらおうと企画した。

 昨年10月から今年6月末までに180点以上の応募があり、同協会員や渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長ら約30人が審査。新緑の木々とつり橋を収めた作品など19点が入賞した。

 大内さんの作品は赤く色づいた山々と箒川とのコントラストが特徴的で、「短い時間で構図を決めて撮った写真だったので驚いている。カメラが良かったのかな」と笑顔で話した。

 入賞作品は市内のイベントで展示するなどし、PRに活用する予定。同委員会の坂内正明(さかうちまさあき)委員長(72)は「出品していただいた写真を活用し、塩原渓谷のきれいな景色をPRしていきたい」と話した。

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