「となベジ」の総菜開発 となみ野高、来年2月に販売

野菜摂取について学ぶ生徒=小矢部市のとなみ野高

  ●市健康センターが協力依頼

 砺波市健康センターは今年度、小矢部市のとなみ野高と連携し、野菜をふんだんに使った「となベジ総菜」の開発に乗りだす。総合福祉科の1年生4人がオリジナルの総菜を1品ずつ考案し、来年2月9日から約1週間、スーパー「ヴァローレ砺波店」で販売する。13日にセンター職員が同高を訪れ、協力を求めた。

  ●1品で野菜70グラム摂取

 総菜開発は、野菜の消費量を増やして生活習慣病予防を目指す「となベジプロジェクト」の一環で企画された。家庭の食卓に野菜料理を1品増やすアイデアを地元の高校生に募り、1日の野菜摂取の目標量である350グラム達成に一役買う。

 13日は、管理栄養士の二王堂康子さんと保健師の元平祐理さんが商品開発や販売までの流れを説明。野菜摂取が肥満や便秘、病気の予防につながることなども話した。

 1年生は推定野菜摂取量を調べる機器「ベジチェック」を用い、自らの摂取状況を把握した。4人はコンセプトや販売方法についても意見を交わし、新たな総菜へのイメージを膨らませた。11月末をめどに1品につき70グラム以上の野菜を摂取できる総菜のレシピをまとめ、店内に掲示するポップなども考える。

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