中核病院に機能集約を検討 岩手県、高度・専門化に対応の方針

 岩手県議会9月定例会は12日、本会議を再開し、軽石義則(希望いわて)、臼沢勉(自民党)、中平均(いわて新政会)、佐々木努(いわて県民クラブ・無所属の会)の4氏が代表質問した。医療提供体制について県は、中核となる病院に一定の機能集約を検討し、医療の高度・専門化に対応する方針を示した。

 軽石、中平、佐々木の3氏が取り上げた。達増知事は「県内で高度・専門的な医療提供体制を安定的に確保するため、疾病・事業別医療圏の設定を踏まえて、中核となる病院に一定の機能集約を図り、症例数や手術数を確保することを検討する」と答弁した。

 県が策定を進めている次期保健医療計画(2024~29年度)では、新たな疾病・事業別医療圏の設定を検討している。限られた専門医や高度医療機器を集約することで、急性期医療の充実を図る。

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