欲求満たすため…女児9人にわいせつ行為、容疑の44歳男を送検 2016年秋から上尾など土地勘ある3市で犯行

埼玉県警本部=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県警捜査1課と上尾署の合同捜査班は13日、強制わいせつと強制わいせつ未遂の疑いで、桶川市加納、無職の男(44)=強制わいせつ罪などで起訴=をさいたま地検に送検した。県警はこれまでに上尾市などで発生した強制わいせつ、同未遂事件9件を確認。捜査を終結した。

 送検容疑は2016年9月17日~今年6月10日ごろ、上尾、桶川、北本3市の路上や公園などで歩いていたり、遊んでいた10歳未満の小学生女児9人に対し体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。

 捜査1課によると、今年6月10日に桶川市内の路上で女児の体を触ったとして、同月29日に強制わいせつの疑いで逮捕。容疑者の供述や防犯カメラの精査などから7月24日に同未遂容疑で再逮捕し、その後、強制わいせつ6件、同未遂1件を追送検した。

 男は自転車に乗りながら対象者を探した後、降車して徒歩で近づいて、駅やスーパーへの道順を尋ねるなどの声かけをして、犯行を重ねていた。犯行場所は過去の勤務地など、いずれも土地勘のある場所だったという。

 男は容疑を認め、「自分の欲求を満たすためにやった」と供述しているという。

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