鉱石運び30年…秩父鉄道がスタンプラリー開催 秩父・武州原谷駅―熊谷・三ヶ尻駅を輸送 記念乗車券販売も

「武州原谷駅鉱石列車輸送30周年記念乗車券」イメージ(秩父鉄道提供)

 秩父鉄道(本社・埼玉県熊谷市)は1993年2月から開始した武州原谷駅での鉱石列車輸送が今年2月に30周年を迎えたことを記念し、14日から貨物列車運行区間の武川~影森間でスタンプラリーを開催。同日から記念乗車券も一般販売する。12月31日まで。

 武州原谷駅は56年2月に開業した秩父太平洋セメント秩父工場に隣接する貨物専用駅。93年2月から群馬県神流町の叶山鉱山で採掘された鉱石(石灰石)はベルトコンベアで輸送され、武州原谷駅で貨車へ積み込む。石灰石を積んだ貨車は電気機関車で秩父鉄道本線から貨物専用線の三ケ尻駅を経て太平洋セメント熊谷工場へ輸送している。

 武州原谷駅鉱石列車輸送30周年記念スタンプラリーは専用スタンプを三つ集めると記念ヘッドマークアクリルキーホルダーをプレゼント。同記念乗車券はポストカードサイズ乗車券2枚セットで、税込み1170円で販売する。

 問い合わせは、秩父鉄道運輸部運輸課(電話048.523.3822)へ。

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