夢彩都 全館リニューアルほぼ完了 ユニクロ増床、地元企業とコラボなど “品ぞろえ”充実

雑貨を充実させた石丸文行堂(手前)と売り場面積を拡大したユニクロ(奥)=長崎市、ゆめタウン夢彩都

 長崎市元船町の商業施設「ゆめタウン夢彩都」の全館リニューアルがほぼ完了した。開業23年目で最大のリニューアル。衣料品の「ユニクロ」が県内最大級に増床した。14日までの2日間、各千冊限定でプレミアム付商品券を販売して集客を図っている。
 リニューアルは昨年9月から順次開始した。内訳は新装が6テナント、改装・移動が19テナント。
 13日はこのうち3テナントが売り場を一新。3階のユニクロは売り場面積が約2倍以上に。長崎電気軌道の路面電車や喫茶店「ツル茶ん」のミルクセーキなど、地元企業とコラボしたオリジナルデザインのTシャツやトートバッグを数量限定で販売している。地場文房具店「石丸文行堂」は、流行に合わせた雑貨もそろえるセレクトショップに進化。ブランケットや雨傘などの生活雑貨を約1.5倍に充実させた。
 夢彩都の田中寿喜支配人は「3世代がより楽しめるような品ぞろえを意識した」と説明。2階子ども服売り場では、客の要望が多かったガールズブランド「レピピアルマリオ」などを取り入れた。3階紳士服売り場には、ゆめタウンオリジナルブランド「SHUCA(シュカ)」が初登場。1階で高級ブランド品を扱う「エクセル」は中古品売り場を拡大した。
 田中支配人は「売り上げ、来場者数ともに新型コロナウイルス禍前の水準を上回りたい」と語った。


© 株式会社長崎新聞社