新味が登場! 秩父のみそポテトに“ピリ辛味” 老舗みそ屋が協力、短大生が開発 川越まつりで販売も

「やみつきピリ辛みそポテト」を紹介する埼玉女子短期大学の学生=6日、埼玉県秩父市内

 埼玉県日高市の埼玉女子短期大学の学生が、ヤンニョム(韓国甘辛)ソースを使用した「やみつきピリ辛みそポテト」を開発した。皆野町の老舗みそ屋「新井武平商店」協力のもと、若い女性にも親しまれる秩父名物の新味を追求。14日から秩父、川越市内の冷凍自動販売機で販売する。

 同大国際コミュニケーション学科三ツ木ゼミ生は、観光客が多いさいたま市、川越市、秩父市を結ぶルートを「ゴールデンルート」と定め、県西部に人を呼び込むピーアール活動に力を入れている。今回の商品開発は、県秩父地域振興センター、JTB川越支店、秩父地域の事業者が連携し実現した。

 学生たちは5月から新井武平商店に通い、みそだれの提案、試食を繰り返した。同大2年の野村姫花さん(20)は「若者の間では韓国料理が流行しているので、くせになる甘辛さを追求した。老舗みそ店の質を損ねないように、唐辛子やコチュジャンの分量に気を付けた」と説明する。

 みそだれは約半年かけて完成。秩父市栃谷のみそポテト製造会社「みそぽてと本舗」が商品化し、同社工場前や、JTB川越支店クレアモール店(川越市新富町)などの冷凍自動販売機で販売が決まった。14日から始まる川越まつりでは、学生自ら同商品を手売りする。

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