市税や水道料の口座振替、ネット銀行でも可能に 宇都宮市、県内自治体で初

宇都宮市役所

 【宇都宮】市はこのほど、市税や上下水道料金などを口座振替で納付できる金融機関に楽天銀行、PayPay(ペイペイ)銀行を追加した。市によると、インターネット銀行による市税の口座振替は県内の自治体で初めて。

 両行が取り扱うのは市民税や国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、保育料など13の税や料金など。楽天銀行は上下水道料金も取り扱う。口座振替には事前の手続きが必要。水道料金は11月上旬までに手続きをすると同月分から適用する。市税などは12月20日までに手続きをすると来年1月末の納期分から対象となる。

 楽天銀行は同行ホームページからオンラインで24時間、手続きが可能。市出納室によると、今月2日に受け付けを開始し、10日時点で市税など5件、水道料金33件の申し込みがあった。

 ペイペイ銀行は12月1日から手続きを受け付ける。従来の口座振替と同様に市の口座振替依頼書に記入し、担当課に直接申し込む。

 市はインターネット銀行の全国的な利用者数の増加や市民からの要望などを受け、両行の追加を決めた。市担当者は「窓口収納の件数減やキャッシュレス化につなげたい」と利用を呼びかけている。

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