「ざくっ」児童が鎌で刈り取り 食味ランキング2年連続特Aの「ヒノヒカリ」を収穫

黄金色に実った稲を鎌で刈り取る児童たち(木津川市相楽)

 京都府木津川市相楽の相楽小の5年生75人が秋空の下、稲刈り体験に汗を流した。黄金色に実った稲穂が揺れ、児童たちは鎌で「ざくっ」と音を立てながら丁寧に刈り取っていた。

 児童たちが6月、地元農家でつくる「相楽ファーム」の田んぼ(同市相楽)に植えた。品種は昨年の食味ランキングで最高位の特Aを2年連続で獲得した「ヒノヒカリ」で、80センチほどに成長した。JA京都やましろの職員や相楽ファームのメンバーから手ほどきを受けながら収穫した。

 参加した児童(10)は「思っていたより、稲が堅かったし、虫が少なくて意外だった」と驚いていた。

 相楽ファームの河村和年会長(73)は今年の米について「味には問題ないが、猛暑の影響で米粒が白くなっている。収穫量は例年より1割ほど少なくなりそう」と話した。

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