深まる溝…川勝知事の「給与減額案」を可決も議会との隔たりは解消されず=静岡県議会

川勝知事の不適切発言による給与を減額する条例案が13日の県議会で可決され、知事に反省を求める付帯決議も行われました。

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一方、知事の発言について異例の緊急質問が行われるなど、議会との隔たりは解消されないままです。

<沢公彦 静岡県議会議長>
「起立多数と認めます。本決議案は原案通り可決されました」

静岡県議会は13日、川勝知事の給与を減額する条例案を全会一致で可決しました。

この条例案は川勝知事が自ら発した「コシヒカリ発言」へのペナルティーとして、給与やボーナス446万円ほどを減額するもので、2年間にわたる問題に区切りがついた形です。

条例案の採決の後には知事に猛省を促す付帯決議も行われました。

<川勝平太 静岡県知事>
「全会一致で条例が可決された。県議の皆様に感謝申し上げる」

一方、県議会では、知事の新たな構想についての発言を受け、最大会派の自民改革会議が緊急質問を行うなど、最終日に異例の事態に陥りました。

川勝知事と議会との隔たりは解消されないまま県議会9月定例会は閉会しました。

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