地区シリーズMVP発表 4本塁打のアストロズ・アルバレスらが選出

日本時間10月14日、MLBの公式X(旧Twitter)で地区シリーズ4カードのMVPが発表された。オリオールズをスイープしたレンジャーズからは7打点のミッチ・ガーバー、3勝1敗でツインズを破ったアストロズからは4本塁打のヨーダン・アルバレス、ドジャースをスイープしたダイヤモンドバックスからは攻守両面でチームを牽引したガブリエル・モレノ、そして昨年に続いて3勝1敗でブレーブスを破ったフィリーズからは2試合連続2本塁打のニック・カステヤノスが選出されている。

ガーバーは地区シリーズ2試合に出場して10打数4安打(打率.400)、1二塁打、1本塁打、7打点、OPS1.200の活躍。初戦は出番がなかったものの、第2戦は2回表に勝ち越しタイムリー、3回表に満塁本塁打を放ち、1試合5打点をマークした。第3戦もスタメン出場し、2回裏にリードを広げる2点タイムリー二塁打。地区シリーズで記録した7打点はホセ・アブレイユ(アストロズ)の8打点に次ぐ2位の数字だった。

アルバレスは地区シリーズ4試合に出場して16打数7安打(打率.438)、2二塁打、4本塁打、6打点、OPS1.784と猛打爆発。初戦で2本のアーチを放ってチームの勝利に大きく貢献すると、続く第2戦、第3戦でも本塁打を放ち、3試合で4本のアーチを量産した。第4戦は単打1本にとどまったが、それでも4試合で打率.438、出塁率.471、長打率1.313、OPS1.784と圧巻の数字をマーク。3本塁打、8打点を記録した同僚アブレイユを抑えてMVPに選ばれた。

モレノは地区シリーズ3試合に出場して11打数3安打(打率.273)、2本塁打、5打点、OPS1.091を記録。まだ23歳のメジャー2年目だが、若き正捕手としてチームの戦いを牽引した。初戦では初回にクレイトン・カーショウから3ラン本塁打を放ち、第3戦では際どいファウルのあとに本塁打を打ち直して、チームはプレーオフ史上初となる1イニング4本塁打の快挙を達成。なお、第3戦で右手にファウルチップを受けて途中交代したモレノだが、骨に異常はなく、トーリ・ロブロ監督はリーグ優勝決定シリーズ初戦にモレノを捕手としてスタメン起用する方針を明言している。

カステヤノスは地区シリーズ4試合に出場して15打数7安打(打率.467)、4本塁打、4打点、OPS1.796の大活躍。初戦は無安打に終わったが、第2戦でマルチ安打を記録し、第3戦と第4戦ではそれぞれ2本のソロ本塁打を放ち、「プレーオフで2試合連続マルチ本塁打」という史上初の快挙を成し遂げた。OPS1.796はアルバレスの1.784を上回ってメジャートップ(10打席以上)。同僚のブライス・ハーパーを抑え、MVPに選出された。

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