今夏イスラエルへ移籍した元千葉MF十川ゆき、クラブ判断で緊急帰国「一日でも早い収束を心から願っています」…リアルな現状も発信

[写真:Getty Images]

イスラエルのハポエル・ペタク・チクヴァでプレーするMF十川ゆきが、緊急帰国することになったことを報告した。
【SNS】イスラエルの現状を現地から伝える十川ゆき

7日、パレスチナ自治区を統治するイスラム原理主義武装組織の「ハマス」がイスラエル側に攻撃を仕掛け、約2000発とも言われるロケット弾を発射した。

さらに、ハマスの戦闘員はイスラエルの国境を突破。一方で、イスラエル側も空爆で反撃。両者の争いは今なお続いており、多くの犠牲者が出ている状況は日本でも伝えられている。

そのイスラエルでプレーする十川は、今夏ジェフユナイテッド市原・千葉レディースを退団。JFAアカデミー福島出身の23歳は、イスラエル女子1部リーグを新天地に選んだ。

なでしこリーグを経験せず、スペインのレアル・オビエド、ラシン・サンタンデールでプレー。その後千葉Lに加入し、WEリーグを1年間戦った。

イスラエルで日本人初の女子プロサッカー選手となった十川だが、そこからおよそ2カ月後に今回の事件が発生。自身のX(旧ツイッター)では、イスラエルでの現状を発信。リアルな声を届けている。

その十川は14日にXを更新。クラブの判断により緊急帰国することを伝えた。

「クラブの判断により一時緊急帰国することになりました」

「チームメイト、スタッフ、イスラエル在住の日本人の方々の事がとても心配ですが、心からの無事を願っています」

「これ以上の被害者が出ない事、一日でも早い収束を心から願っています」

身の危険もリアルに感じる中での緊急帰国となった十川。一刻も早く事態が終息することを願うばかりだ。

© 株式会社シーソーゲーム