奈良と福島はドロー決着、岩手は弾丸ミドル2発で琉球から勝ち点1もぎ取る【明治安田J3第31節】

14日、明治安田生命J3リーグ第31節の2試合が行われた。

◆奈良 1-1 福島

7位・奈良クラブと14位・福島ユナイテッドFCの一戦。0-0で迎えた71分、福島は宮崎智彦が右CKを上げると、インスイングのクロスに長野星輝がニアへ飛び込み、勢いそのままに右足で合わせる技ありボレーを叩き込んだ。

アウェイチームが均衡を破ったなか、J3参入初年度でのJ2昇格を目指す奈良もすぐさま反撃。74分、相手の中途半端なクリアを拾った西田恵から浅川隼人を経由し、最後はボックス左から酒井達磨が右足シュートを流し込んだ。

試合も終盤に差し掛かる手前で1点を取り合った両チーム。しかし、どちらも次の1点は訪れず、1-1のドロー決着に。奈良、福島ともに2試合未勝利となった。

◆岩手 2-2 琉球

10位・いわてグルージャ盛岡と17位に沈むFC琉球の一戦。14分、琉球は福村貴幸が左サイドで最終ラインの背後に抜け出すと、中に走り込む選手がいないのを確認し、ボックス左で自ら左足を一閃。岩手GK丹野研太の手を弾いてネットに吸い込まれた。

対する岩手は52分、李栄直がボックス右から地を這う弾丸右足ミドルを突き刺して同点に。しかし、65分、琉球の元日本代表FW金崎夢生が左CKのこぼれ球に詰め込んで勝ち越し。残留争いの渦中にいる琉球が3ポイントに向けて一歩前に出る。

それでも岩手が再び同点に。87分、ボックス手前で松原亘紀が後方へ落とし、走り込んだ藤村怜が25〜30m級の強烈な弾丸ミドルを突き刺した。

結局、試合は2-2のドロー決着。弾丸ミドル2発で2度追いついた岩手が1ポイントを拾い、琉球は2ポイントを落とす格好となった。

◆J3第31節
10月14日(土)
奈良クラブ 1-1 福島ユナイテッドFC
いわてグルージャ盛岡 2-2 FC琉球

10月15日(日)
《13:00》
松本山雅FC vs AC長野パルセイロ
テゲバジャーロ宮崎 vs SC相模原
FC今治 vs Y.S.C.C.横浜
《13:55》
愛媛FC vs ギラヴァンツ北九州
《14:00》
FC大阪 vs FC岐阜
カマタマーレ讃岐 vs ガイナーレ鳥取
カターレ富山 vs アスルクラロ沼津
ヴァンラーレ八戸 vs 鹿児島ユナイテッドFC

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