条例案取り下げ「ゴールではない」 さいたま市P協、オンライン署名2万9千筆超をメール提出 HPで感謝も

条例案取り下げ「ゴールではない」 さいたま市PTA協

 埼玉県虐待禁止条例改正案の取り下げが、13日の県議会本会議で承認された。

 反対を表明してオンライン署名活動を展開したさいたま市PTA協議会(市P)の郡島典幸会長は「取り下げてもらうことがゴールではないと認識しています。子どもたちや保護者が安心して暮らせる社会をつくるため、今後も協力していきたいと思います。現行の条例の理念を大切にして、まずは施策の充実を進めていただきたいと切に願います。今後は私たちを含め関係団体とも、より積極的に協議をしていただきたいと思います」とコメントした。

 市Pは12日、県議会議長と自民党県議団長宛てに、オンライン署名で集まった2万9千筆超をメールで提出した。公式ホームページで、「皆さまのリアルな声が真摯(しんし)に受け止められた結果です。全国から応援をいただいたこと、感謝申し上げます」としている。

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