レアル・ソシエダ、1月にチアゴ・アルカンタラの獲得を目指す?

写真:レアル・ソシエダが獲得候補に挙げているというチアゴ・アルカンタラ

日本代表MF久保建英も所属するレアル・ソシエダが、リヴァプールのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの獲得を検討しているという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が伝えている。

レアル・ソシエダではプレシーズンのトレーニングで左ヒザ前十字靭帯断裂の大ケガを負った元スペイン代表MFダビド・シルバが電撃的に現役引退を発表。レアル・ソシエダに在籍した3シーズンで大きな功績を残したことを受け、クラブ側は彼のように経験が豊富でリーダーシップを発揮できる選手を迎え入れたいと考えているようで、その条件に合う選手としてリストアップされたのがチアゴ・アルカンタラだという。

現在32歳のチアゴ・アルカンタラはバルセロナの下部組織出身。2010-11シーズンにはトップチームに正式に昇格し、2013年7月にはバイエルンに移籍して在籍した7シーズンすべてでブンデスリーガ制覇を達成、2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ制覇にも貢献した。また、スペイン代表では46試合2ゴールの成績を残している。

2020年9月にリヴァプールに移籍したものの、度重なる負傷でなかなか本領を発揮できていない。今シーズンも昨シーズン終盤に負ったケガの影響で出遅れ、リハビリ中に負傷し、復帰がさらに遅れている。

中盤の構成に不安を抱えながらも起用できない状況が続くチアゴ・アルカンタラに対し、ユルゲン・クロップ監督も徐々に信頼しにくくなっている模様。また、クラブとの契約は2024年6月30日までとなっているが、出場機会が少ない現状を考えると契約が更新される可能性は低く、1月の移籍マーケットで環境を変えることになっても不思議ではない。

ネックは負傷の多さであり、たとえ移籍したとしてもフルで稼働できる保証はないが、『ELGOLdigital.com』は「それでもレアル・ソシエダはチアゴ・アルカンタラの加入に賭けるだろう」としている。

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