世界的アマチュア天文家を称え 市民グループが説明板を設置 広島・福山市

「本田彗星」の発見で知られる世界的アマチュア天文家の故・本田実さんの福山市での足跡を示す説明板が披露されました。

鳥取県出身の本田さんは独学で天文を学びました。1937年に福山市に設立された太陽の通り道沿いに淡く見える光・黄道光を研究するための施設で、観測員となった本田さん・・・。

生涯で見つけた12個の彗星のうち5つを福山市で発見しました。そんな郷土ゆかりの天文家を顕彰してきたのが市民グループ・黄道光の会です。

きょう、観測所があったと推測される福山市瀬戸町の民有地で観測所や本田さんの業績を紹介する説明板の除幕式が開催され、駆けつけた天文愛好家らが写真を撮るなどしてお祝いしました。

黄道光の会・児玉英夫会長
「本田さんが熱心に観測されて世界的な成果を上げられたということは、それを聞いた子どもたちが元気が出ると思うんです。どうにかこういう形で残してもっと大きく広げていきたい」

黄道光の会は2024年10月には同じ場所に石碑を建てられるよう募金活動を行っていくということです。

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