舞台上のスプリンクラー誤作動で水浸し 兵庫・川西の文化施設が水損、年末まで利用停止に

川西市役所=川西市中央町

 兵庫県川西市は14日までに、同市小花2の芸術文化施設「みつなかホール」で舞台上のスプリンクラーが誤作動し、施設内が水浸しになったと発表した。復旧のめどは立っておらず、12月28日までホール内の全施設を利用停止とした。

 施設を運営する指定管理者の市文化・スポーツ振興財団や市によると、水損事故は11日午前10時ごろ発生。メインホール(固定席480席)で舞台の天井にあるスプリンクラーが誤作動を起こしたという。

 財団は「被害状況の把握と復旧作業に当たっているが、再開には長期間を要する可能性がある」と説明。貸し館の受け付けやチケット販売も停止した。

 26日に予定されていた桂米朝一門会の寄席は延期し、11月9日の名画鑑賞会は中止が決まった。ほかの主催事業や貸し館公演についてもスケジュールを変更する。すでに入場券を購入・予約した人には順次連絡する。(山岸洋介)

© 株式会社神戸新聞社