若年齢化が止まらない現代サッカー界。昨今は強豪国の多くが10代の選手をA代表に招集し、定着させている。
そこで今回は、これまで10代で代表入りを果たした若手たちを見ていきたい。
ガビ
スペイン代表/バルセロナ(スペイン)
バルセロナの神童、ガビ。近年はラ・マシア出身の非常に若い選手たちの台頭が目立つが、彼もまたその一人である。
2021年に17歳でバルサでのデビューを果たすと、そのまま主力としてフルシーズン活躍。
またそのシーズン中にはスペインA代表でデビューし、これまで23試合で4ゴールという数字を残している。
まだ19歳。既にクラブ、代表の両方で中心的な役割を担いつつある一方で、そのプレースタイルも相まって、現在は疲労による負傷のリスクが懸念されている。
ヌーノ・メンデス
ポルトガル代表/PSG(フランス)
PSGの攻撃型サイドバック、メンデス。スポルティングでは17歳でデビューし、2年目には早くも主力としてリーグ優勝に貢献した。
2021年にローンでPSGへ加入し、翌シーズンに完全移籍で買い取られている。ポルトガル代表としては、2021年に18歳でデビュー。これまで19試合に出場している。
一方で近年は筋肉系の故障に悩まされており、カタールW杯ではメンバー入りを果たすも満足に出場することができなかった。
21歳になった現在はハムストリングの手術により長期離脱を強いられている。
ヨシュコ・グヴァルディオル
クロアチア代表/マンチェスター・シティ(イングランド)
21歳のグヴァルディオル。今夏マンチェスター・シティにDF史上最高額となる移籍金で引き抜かれた。
母国の名門、ディナモ・ザグレブで育成された選手であり、ユース時代から逸材として欧州で注目を集めていた。
デビュー2年目にトップチームに定着、当時は主に左サイドバックとしてプレーしていた。2021年にライプツィヒへ移籍し、ブンデスでも一年目から主力を担った。
クロアチア代表では19歳でデビューを飾り、通算24試合に出場。カタールW杯で日本代表と対戦したことも記憶に新しい。
ヴィニシウス・ジュニオール
ブラジル代表/レアル・マドリー(スペイン)
レアル・マドリーでは今季から7番を背負うヴィニシウス。母国では名門、フラメンゴでプレーしていた選手である。
16歳でプロデビューを果たした直後にレアルが獲得に動き、その移籍金は4500万ユーロという高額なものであった。
18歳で正式に加入を果たすと、一昨シーズンに得点力が開花してブレイク。CL優勝の立役者となった。
ブラジル代表では19歳でデビューを飾っており、23歳になった現在まで23試合の出場、3ゴールをマークしている。
ジュード・ベリンガム
イングランド代表/レアル・マドリー(スペイン)
今季からレアル・マドリーへ加入したベリンガム。ラ・リーガ初挑戦となったが、新天地では絶好調なスタートを切っている。
かつてはバーミンガムで育成された選手であり、ここでは16歳にして主軸を担ったことで大きな注目を集めた。
その後は母国を離れ、ドルトムントへ移籍。若いタレントの育成に優れたクラブで更なる飛躍を遂げた。
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2020年には17歳という年齢でイングランド代表デビューを飾り、20歳の現在まで通算で26試合に出場している。