米空母を東地中海に追加派遣 敵対勢力への抑止強化

オースティン米国防長官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】オースティン米国防長官は14日、海軍の空母ドワイト・アイゼンハワーを中核とする空母打撃群を東地中海に派遣するよう指示したと発表した。別の空母打撃群が既に東地中海に展開しており、追加派遣となる。イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスとの戦闘が続く中、イランなどイスラエルと敵対する勢力への抑止を強化する。

 イランの影響下にあるレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの本格参戦も懸念されている。オースティン氏は声明で「米軍の増強により、戦闘をエスカレートさせようとする国や勢力を抑え込む決意を示す」と述べた。

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