ウーデゴールがレアル・マドリードへの感謝を述べる「いい勉強になった」

写真:スペイン代表との試合に向けて意気込みを語ったウーデゴール

UEFA EURO 2024予選のスペイン代表戦に挑むノルウェー代表のMFマルティン・ウーデゴールが、古巣であるレアル・マドリードへの感謝を述べた。スペイン『アス』紙の電子版が伝えている。

ウーデゴールは2015年1月、わずか16歳でレアル・マドリードに移籍したが、トップチームに定着することはできずにレンタル移籍を繰り返し、2021年にアーセナルへのレンタル移籍から完全移籍を果たした。レアル・マドリードを退団するという決断を下したことについて問われたウーデゴールは、古巣への感謝を交えつつ次のように語った。

「マドリードでの時間は素晴らしいものだった。ポジティブな時期だったよ。成熟することを学んだし、いい勉強になった。でも、もっとプレーする必要があった。退団するという決断を下したことにも、これまで歩んできたキャリアにも満足しているよ。もしマドリードにいなければ、今のレベルには達していなかったと思う。レアル・マドリードは世界最高のクラブであり、プレッシャーも世界最高レベルだった」

スペインで長い時間を過ごしたウーデゴールだけに、スペイン代表との試合には並々ならぬ意気込みを抱いているようだ。

「スペイン代表との対戦は常に特別なものだ。僕にとって最も重要なことは、この試合が予選を突破するチャンスのある試合だということだ」

ノルウェーは現在、スコットランド、スペインに次ぐグループ3位につけており、現状では予選突破の圏外にいるが、スペインに勝てば逆転で2位に浮上することができる。

「最も大切なことは、相手のことは考えず、自分たちのプレーをすることだ。より狡猾にプレーすることを学ばなければならない。スペインを走らせることもできると思うけど、わずかなミスがPKにつながってしまう可能性もあるので気を付けなければならない」

ノルウェーはアーリン・ハーランドという世界最高レベルのストライカーを擁しているが、ウーデゴールはチームとしてのポテンシャルに自信を持っているようだ。

「ハーランドは世界最高のストライカーだが、ノルウェーはそれ以上のチームだ。素晴らしい選手が大勢いる。ハーランドという最高のストライカーがいるのは幸運なことだけど、スペインに勝ちたいのであれば、全員がチームのために働かなければならない」

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