困っている人助けるために 宇都宮市管工事業協同組合が総合防災訓練

総合防災訓練で応急復旧作業に取り組む参加者=14日午前、宇都宮市平出工業団地

 設立70周年に合わせ、宇都宮市管工事業協同組合(中村勝(なかむらまさる)理事長)は14日、宇都宮市平出工業団地の県県央産業技術専門校で総合防災訓練を行った。

 市を震源とする震度6強の地震が発生したと想定。同組合員や大田原管工事工業協同組合員、足利市上下水道設備事業協同組合員ら約130人が応急復旧作業に取り組んだ。

 大規模災害時には水道管路被害が多数発生する可能性がある。参加者たちは破損して漏水した配水管の修理や、仮設給水栓の設置などを次々とこなした。中村理事長は「技術や能力を発揮し、迅速かつ的確な対応ができた」と総括した。

 同校建築設備科の学生も参加した。2年今川涼介(いまがわりょうすけ)さん(22)は「貴重な経験。困っている人たちを助けるためにはさまざまな工法を身に付ける必要がある」と表情を引き締めた。

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