アーセナル、フィジオセラピストをガーナ代表に派遣しトーマスをケア

写真:マンチェスター・シティ戦では途中出場したトーマス(中)

アーセナルはミケル・アルテタ監督の要望により、フィジオセラピストのサイモン・マーフィー氏をガーナ代表に派遣しているという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

今回のインターナショナルマッチウィークにおいて、アーセナルからはMFトーマス・パーテイがガーナ代表に参加している。ガーナ代表は10月14日にメキシコ代表、10月17日にはアメリカ代表と、それぞれアメリカで親善試合を行う。これら2試合に向けた事前キャンプに、トーマスはマーフィー氏とともに合流し、マーフィー氏がトレーニングを見守る様子が確認されたという。

トーマスは中断前のプレミアリーグ第8節のマンチェスター・シティ戦の終盤に途中出場したものの、慢性的な鼠径部のケガに苦しんでおり、それ以前は4試合にわたって欠場していた。

昨シーズンのプレミアリーグでは、マンチェスター・シティとタイトル争いを演じたチームにあってト―マスの貢献度は非常に高かった。アルテタ監督はトーマスが代表の活動でケガを悪化させることを懸念しており、それを防ぐためにマーフィー氏をガーナ代表に帯同させることにしたという。

アーセナルがフィジオセラピストをガーナ代表に派遣したのはこれが初めてではなく、昨年3月に行われたカタール・ワールドカップのアフリカ予選プレーオフの際にもトーマスに同行していた。

アーセナルは中断明けにはリーグ第9節でチェルシーとの“ビッグロンドン・ダービー”に挑む。アルテタ監督は今シーズン開幕前に「トーマスは我々にとって非常に重要な選手だ。彼とデクラン・ライスは一緒にプレーできる。それが私のプランだ」と語っており、トーマスとライスを中盤で組ませたい考えを持っている。そのプラン実現のためにはトーマスのコンディションを管理する必要があり、マーフィー氏の派遣はトーマスへの期待の表れでもあると言えるだろう。

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