ラクダの骨やスイカの種もアクセサリーに 世界の暮らしぶりを親子ら学ぶ

ラクダの骨や堅く巻いた紙でできたビーズに触れる参加者(南丹市園部町・うずまきカフェ)

 世界のビーズに触れ自分でもアクセサリーを作るワークショップが、京都府南丹市園部町の「うずまきカフェ」で開かれた。動物の骨や貝殻、ガラスなどを使ったアフリカのネックレスを観察した後、英国発祥の紙製ビーズを制作し、親子らが多彩な暮らしを学んだ。

 国立民族学博物館(大阪府吹田市)の普及活動などに協力する「千里文化財団」(同)の出張講座。世界の文化に触れてもらおうと南丹市の団体「こんこんひろば」が昨年に続いて企画し、市民ら約15人が参加した。

 カメルーンやボツワナのアクセサリー6種が用意され、親子らはなでたりじっくり眺めたりして素材を推測。ラクダの骨やスイカの種との説明に驚いていた。うち1種類は紙を巻いた紡すい形のビーズで、参加者は細長い三角形に切ったちらしを串に巻き付けて再現。色とりどりのビーズを糸に通し、ブレスレットなどにした。

 園部小6年の児童(11)は「触ってみると、見た目と感触が違って面白かった。きれいな形に丸められた」と楽しんでいた。

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