一帯一路の市場開拓に注力 中国最大貿易商談会

中国広東省広州市で開幕した「広州交易会」=15日(共同)

 【広州共同】中国最大の貿易商談会「広州交易会」が15日、広東省広州市で開幕した。約2万8500社が出展し、工業製品から日用品、電気自動車(EV)まで幅広く売り込む。新型コロナウイルス禍からの景気回復が遅れている中国の企業は、今年で10年となる巨大経済圏構想「一帯一路」での市場開拓に注力する。

 期間は11月4日まで。海外から10万人超のバイヤーの来場を見込む。

 「新型コロナ禍前の2019年と比べ国内の売り上げは30%近く落ちたままだ。好調な東南アジアや中東への輸出を増やしたい」。浙江省寧波の業務用クーラー製造会社の担当者は話した。

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