「パソコンがウイルス感染しています」相手は片言の日本語 70代女性が電子マネー8万円分だまし取られる=静岡・伊豆中央警察署

パソコンに「ウイルスが感染しています」などと言われ、高齢の女性が電子マネー8万円分をだまし取られる詐欺事件がありました。

被害にあったのは、静岡県沼津市に住む無職の70代女性です。

伊豆中央警察署によりますと10月15日午前9時頃「ウイルスに感染した」という内容の警告が女性のパソコンに表示されました。

女性が表示された電話番号に電話をかけたところ、ソフトウエア会社の名前を名乗る片言の日本語を話す男から「ウイルスに感染しています。パソコン修理と対策ソフトの代金として4万円分の電子マネーを購入してください」などと言われました。

その後、女性は伊豆の国市内のコンビニエンスストアで2回にわたって合計8万円分の電子マネーを購入し、電子マネーのカード番号を相手側に教えてしまったということです。

女性が3回目にコンビニを訪れた際に店員がおかしいと気づき、警察に通報したことで被害にあったことが分かりました。

女性は「こういう詐欺があることを知らなかった」と話しているということです。

警察は「電子マネーでの支払い要求があった場合は詐欺と疑ってください」と注意を呼び掛けています。

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