違法賭博疑惑でイタリア代表離脱のザニオーロ、関与はしていない?弁護士が否定「ポーカーやブラックジャックは…」

違法賭博疑惑が浮上しイタリア代表を離脱したザニオーロ[写真:Getty Images]

選手による違法賭博疑惑が明るみに出て大きな騒動となっているイタリアサッカー界。容疑者の1人であるイタリア代表MFニコロ・ザニオーロの弁護士が関与を否定している。

事の発端は11日に起こる。ユベントスのイタリア代表MFニコロ・ファジョーリに違法賭博行為の疑いが報じられると、ザニオーロとはニューカッスルのイタリア代表MFサンドロ・トナーリにもその目が向けられた。

2人はコッパ・イタリアの試合で賭けを行ったとされており、ユーロ2024予選に臨むイタリア代表から離脱していた。

トナーリはギャンブル依存症であることが分かり、セラピストをつけて治療に当たると報じられている中、ザニオーロは弁護するジャンルカ・トニョッツィ弁護士が否定した。

「彼は決して賭けをしなかった。私にもそう言っている。違法とは知らず、違法なオンラインプラットフォームでポーカーやブラックジャックなどのカードゲームをプレーした可能性はある。我々は全てを明らかにする」

弁護士によれば、疑わしい行為はしたものの、問題視されている賭博には関与していないとのこと。最悪3年間の出場停止など、キャリアを棒に振る可能性もあった中で、処罰は軽減されるとの見解を示した。

「数百万ユーロの罰金になるだろう。金銭的な罰金だけを科すだけでは済まされないような犯罪の繰り返しがない限り、この限りではない」

イタリアサッカー界全体を揺るがす選手の違法賭博行為。どの国でも選手の関与は許されていないが、どこまで広がっているものなのか注目が集まる。

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