アゼル大統領、カラバフ訪問 中心都市に国旗掲揚

15日、ナゴルノカラバフのアグデレで国旗を掲げるアゼルバイジャンのアリエフ大統領(アゼルバイジャン大統領府提供・ロイター=共同)

 【モスクワ共同】アゼルバイジャンのアリエフ大統領は15日、アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフの中心都市を訪問し、アゼルバイジャン国旗を掲揚した。大統領府が発表した。中心都市のハンケンディ(アルメニア名ステパナケルト)やアグデレ(同マルダケルト)で国旗を掲げ、現地の支配確立を誇示した。

 アゼルバイジャンは9月にナゴルノカラバフを全面攻撃し、支配下に置いた。アルメニア系住民の現地行政府は解散を発表し、住民約12万人のうち10万人以上がアルメニアに避難した。

 アルメニアのパシニャン首相は平和条約締結に意欲を示し、EUなどの仲介でアゼルバイジャンとの首脳会談を模索している。

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