●模型展示や駅弁販売
白山市の国民文化祭シンボル事業「いいとこ白山 鉄道まつり2023」は15日、同市笠間町の金城大笠間キャンパスで開かれ、模型展示や駅弁販売などを通じ、約3千人が「鉄道のまち白山」の魅力を満喫した。笠間地区では来年春、北陸新幹線県内全線開業に合わせて市立高速鉄道ビジターセンターが開業する予定となっており、新たな地域の魅力として誘客などに生かす。
会場には、北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅から敦賀駅までを、鉄道模型のプラレールを使って再現したジオラマが設置された。北陸鉄道の浅野川線や石川線、JR七尾線、IRいしかわ鉄道のレールもあり、地元の来場者が熱心に見入った。
このほか、Nゲージを使ったジオラマ運転体験や、かつて市内を走っていた北陸鉄道松金線などの鉄道写真を展示するコーナーが設けられた。富山のますずしや福井のソースカツ丼などの駅弁を販売するコーナーも人気で、会場は終日にぎわった。
白山商工会議所青年部が主催した。金城大短大部幼児教育学科の学生は、鉄道にまつわる本の読み聞かせを行った。
●白杖ダンサー森さんが演舞 つながるフェス
国民文化祭の地域文化発信事業「つながるダンスフェス」は15日、白山市松任総合運動公園体育館で行われ、白杖ダンサー森仁志さんによる踊りやトークセッション、ワークショップが催された。同館では市福祉健康まつりも開かれ、福祉団体の作品展や笠間獅子舞保存会の演舞、屋台村などに多くの人が集まった。