<あのころ>最高裁でわいせつ罪確定 「悪徳の栄え」一審は無罪

1962(昭和37)年10月16日、わいせつ罪に問われたフランスの作家サドの「悪徳の栄え」翻訳書に東京地裁が無罪判決。記者会見する(左から)文芸評論家中村光夫氏、被告の翻訳者渋沢龍彦氏と出版社社長石井恭二氏。二審では有罪となり、最高裁で有罪が確定したが、時代も変わった95年に無削除で再出版された。

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