三右衛門の豆皿3枚を11万円で 世界遺産、宗像大社が企画

「肥前の三右衛門」の豆皿セット(宗像大社提供)

 陶磁器業界に革新をもたらし「肥前の三右衛門」と呼ばれる三大名工がそれぞれ制作した3枚の豆皿セットが、世界文化遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を構成する宗像大社(福岡県宗像市)で有料配布されている。1組11万円。限定30セットで同大社神宝館の拝観者限定。

 豆皿はそれぞれ直径約11~12センチ。有田焼の酒井田柿右衛門は鳳凰、今泉今右衛門は桃など古来のモチーフを取り入れた。唐津焼の中里太郎右衛門は銅鏡をイメージした。15日時点で残りは22セット。

 来年2月4日まで開催する神宝館の特別展「国宝と現代の名匠 三右衛門」を記念し、企画したという。

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