紫式部の衣装など新調、京都 時代祭控え、平安神宮で公開

京都・時代祭を控え、新調された紫式部(中央)などの衣装=11日午後、京都市

 京都三大祭りの一つ「時代祭」が22日に行われるのを控え、「源氏物語」の作者として知られる紫式部の衣装などが新調され、京都市左京区の平安神宮で11日、報道陣に公開された。

 新調されたのは計75点。十二単の略装に当たる紫式部の衣装のうち中に重ねる単や、疾走する馬上から的を射る「流鏑馬」を行った射手武士の上衣やはかまなど。侍大将の「胴丸」というよろいも新調した。

 時代祭は、平安時代から明治時代までの人物に扮した約2千人の行列が、京都御苑(上京区)から平安神宮までの約4.5キロを練り歩く。

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