タヌキも楽しく参拝 諫早・久山年神社が御朱印帳製作 作家の堤さん「ほっこりしてもらえれば」

絵を提供した堤さん(右)と本田宮司=諫早市、久山年神社

 諫早市久山町の久山年(くやまとし)神社(本田孝裕宮司)が、初のオリジナル御朱印帳を作り、16日から頒布を開始。通常版と見開き版の大小2種類で、各表紙と裏表紙には、たぬき絵作家の堤けんじさんが描いた計4種類のイラストが使われている。
 同神社は文禄元(1592)年の創建。2029年に築100年を迎える現在の社殿の改築費用に充てようと企画した。
 御朱印帳には、愛らしい表情のタヌキの神社参拝が描かれている。同神社が長崎街道沿いにあったことから、江戸時代の旅人をイメージしたたぬき絵に「町で饅頭買(こ)うて」で始まり「久山でうち食(く)うた」で終わるわらべ歌を添えた。同神社の2匹のネコも“隠れキャラ”として登場する。
 堤さんは「神社の情緒豊かな雰囲気が感じられるよう描いた。皆でほっこり、にっこりしてもらえれば」と話した。
 初穂料は通常版(縦18センチ、横12センチ)2500円、見開き版(縦16センチ、横22センチ)4千円。

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