秋風にふわりと揺れる 20万本のコスモス 諫早・白木峰高原

撮影を楽しむ来場者=諫早市、白木峰高原

 雲仙の山々や有明海を一望する諫早市の白木峰高原で、秋風にふわりと揺れる20万本のコスモスが訪れる人の目を楽しませている。地元住民でつくる白木峰高原育成会(松本茂会長)によると、現在八分咲きで今週末が見頃。今月末まで楽しめそうだという。
 同会は、同高原の標高340メートルの丘陵地に希少種を含む20種類を育てている。今年も7月末に種をまき、9月末に咲き始めたという。
 爽やかな秋空が広がった11日、早朝から訪れた多くの行楽客が散策したり記念撮影を楽しんだりする姿が見られた。家族4人で訪れた長崎市三京町の福嶋涼太さん(33)は「初めて来たが、とてもきれい。涼しくて心地よく、来年もまたぜひ訪れたい」と笑顔を見せた。
 松本会長は「20種類植えているので、違いを探すなどしてゆっくり楽しんでもらえれば」と話した。近くのコスモス花宇宙館では、同高原をテーマにした写真を募集しており(応募は11月12日まで)、12月8日から24日まで写真展を開催する。

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