「国民の期待に応えられる海上保安官を」京都・舞鶴の海上保安学校で入学式

学生が宣誓した海上保安学校の入学式(舞鶴市長浜・海上保安学校)

 京都府舞鶴市長浜の海上保安学校で10月14日、秋の入学式があり、船舶運航システム課程の212人が海上保安官への第一歩を踏み出した。

 同校では春と秋に入学式がある。同課程は航海、機関、主計の3コースあり、学生たちは1年間、寮生活を送りながら必要な知識や技能の習得に励む。

 秋空の下、新入生たちは真新しい制服姿で先輩と共に分隊行進を披露。式典で一人一人名前が読み上げられ、学生に任命された。総代の江原祥太さん(21)=鳥取県出身=が「国民の期待に応えられる海上保安官を目指して努力する」と決意を述べ、川上誠校長は「自ら学び自ら鍛えるという自主性をもって励んでください」と式辞を述べた。

 舞鶴市出身の武田秀紀さん(19)は「幼い頃から巡視船を見て憧れていた。同期と助け合って信頼される海上保安官を目指したい」と意気込んだ。

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