【動画】ガザ、医師からの声 「危険すぎる。水も薬も足りない。看護師ももういない」

イスラエルとハマスによる衝突激化で緊迫した状況が続くパレスチナ・ガザ地区。いま、現地の状況は──。国境なき医師団(MSF)で副医療コーディネーターを務める医師のムハンマド・アブ・ムガイシーブが伝える(10月15日録音)。

明日がどうなるのか、全く分からないのです。

「こちらはかなり深刻です。今日は2時間、水を探し求めました。飲み水すら手に入らないのです。大変な状況です。食べ物はありますが、電気はありません。水道も使えません。 病院はほとんど機能していません。医療者の多くは家族と避難しました。危険だからです。家族と動けるよう一緒にいるのです。薬が本当に足りません。どの薬局もです。 とても危険です。一日中爆撃があります。安全な道はありません。 今日、(ガザの中核病院である)シファ病院などと連絡を取りました。やけど病棟には外科医と麻酔科医が一人ずつしかいません。そこにはもう看護師はいません。何もかも足りないのです。 明日がどうなるのか、私たちも全く分からないのです」

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