偽の判決送信で業務停止2年 神奈川県弁護士会が懲戒処分

 神奈川県弁護士会は16日、建物明け渡し訴訟を起こすよう依頼を受けたのに放置し、依頼者に「勝訴した」とうそをついて偽の判決の画像を送信したなどとして、大崎克之弁護士(48)を業務停止2年の懲戒処分にしたと発表した。

 弁護士会によると、大崎弁護士は2021年、横浜地裁への訴訟提起を受任。22年に依頼者から進捗を問われ「勝訴した」などと虚偽の報告をした。さらに主文が記載された偽の書面をつくり、判決の1ページ目だと偽って画像を送信したという。依頼者が弁護士会に相談していた。

 また、別の訴訟で当事者や裁判所と連絡を取らなかったほか、法的処理を放置するなどした。

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